November 2009 Archive
もうずいぶん日が経ってしまいましたが、先週の木曜日に『Bread&Roses vol.4~私たちにパンと誇りを!』という反貧困ネットワークのイベントに行ってきました。
『反貧困たすけあいネットワーク』のイベントと聞いて、なんだかとてもまじめそうな場所でやっているように思っていたけれど、なんと、そこはちょっとおしゃれなクラブ!
そんな場所で、湯浅さんと河添さん(首都圏青年ユニオン書記長)と議員たちが、外国の瓶ビール片手に、とってもフランクに大切な話を形式張らずに話してるんです。
そして、もちろん来場している私たちも、壇上の彼らに向かって質問が出来るし意見が言えます。
(私が描くと、場末のバーにしか見えないけれどもっと若者っぽい!でも、いる人たちはこんな感じだ)
そのイベントは絵的にはとても不思議でおかしくて、思わず何度も吹き出してしまいました。湯浅さんはタバコをふかし、ビールを飲みながらペラペラペラ。議員さんも瓶ビールをくいっと飲んでペラペラペラ。
こんな風に肩肘を張らずに社会のことを語り合える場はとても貴重。しかも政治や社会活動の最前線の人々と、当事者たちが同じ空間に集って。
湯浅さんや、NPO自殺対策支援センターライフリンクの代表を務める清水さんが内閣府参与として、政治に関わり始めたことに対し、ジャーナリストで『貧困大国アメリカ/岩波新書』の著者堤美果さんが、「草の根の活動家たちが、政治に参与していくという面では、いい意味で日本はアメリカを追い上げているかもしれない」と話していました。
堤さんをの言葉に、希望がふっと湧き上がってきました。
そんな中で、湯浅さんが私の絵本も宣伝していいと言うので、壇上に上がらせていただき、手ぶらで絵本の宣伝をしてきました。あまりの緊張に、声が上ずってしまい、うっかり絵本のタイトルを言い忘れてしまったけれど、「おとうと」「絵本」のキーワードさえ覚えていれば大丈夫かな。
最後に、湯浅さんが内閣府参与になって、一言!みたいな雰囲気になったとき、河添さんが助け舟を出して、こんなコメントを。
「がんばります、じゃなくて、がんばりましょう!」
会場みんなで拍手!
政治家だけではなくて、活動家だけでもなく、自分たちの社会を好きになるために、みんながみんなのできる範囲でがんばっていきましょう!